みくしに投稿したレビューのコピペですが…w
久々に大人買いしたので思わず。
全7巻+短編集1巻。岡野版『陰陽師』以来の大人買いです
舞台は中国・後漢末期。三国志本編よりも少し前ですね。
薬売りの青年が、妖怪を食べる不思議な少年クワンと出会い、歴史の流れに巻き込まれていきます。
クワンとは一体何者なのか、吸い込むように妖怪を食べるその姿は、救世主なのか悪魔なのか。
人が作り上げる歴史に、仙や妖が関わっていくというストーリーは、封神演義に似ているところも多いですね。金鰲島なんかも出てきますし(笑)三国志版封神演義といってもいいかも…
三国志も封神演義も好きな私にはかなり美味しい設定でした
もちろん志水節も全開ですよ~
ダイナミックな展開に、魅力的なキャラクター、シリアスが続く中に時折入るギャグ。センスがキラリと光る作品でした。三国やら道教やらに興味がなくても、ぜひぜひオススメしたい漫画です^^あとはヒゲ好きにもオススメ(笑)作者の濃厚なヒゲ世界が展開される事もありますw
ちなみに三国志の要素はやや薄いので、三国志好きな方は短編集の「異郷の草」をどうぞ。クワン本編とはほぼ関係ないですが、黄忠・鍾会・孟獲・簡雍・甘寧ら5人の将を魅力一杯に描いています。正史、演義にオリジナル要素をうまく組み合わせて、綺麗に纏めてあるので、とっても読みやすいですよ。
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